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令和7年9月24日（水）、ニュージェック大阪本社にて、元熊谷組会長の大田弘氏をお招きし、社内講演会を開催しました。

講演は「黒部ダム建設に学ぶリーダーのあり方」と題し、映画『黒部の太陽』のモデルにもなった、熊谷組笹島班を率いた笹島信義氏と、関西電力初代社長の太田垣士郎氏にまつわるエピソードを通して、リーダーとしてのあり方についてお話しいただきました。

当日は、会場のほか、各拠点でも参加できるようWeb中継を実施し、合わせて約240名が聴講しました。

当社の創業のルーツである「黒部ダム建設」は、作業員のべ1000万人が関わった世紀の一大プロジェクトです。人跡未踏の秘境・黒部での工事には数えきれない困難が伴い、一時は現場の士気が低下し、撤退論が囁かれるほどの危機に直面しました。

そうした厳しい状況を乗り越えたのが、リーダーである笹島氏と太田垣氏の「人間力」でした。大田氏は、この二人のリーダーがどのように現場を鼓舞し、信頼を築きながら逆境を乗り越えたのか、具体的なエピソードを交えながら熱意あふれる語り口で紹介してくださいました。そのお話に多くの参加者が引き込まれ、それぞれの仕事への向き合い方について深く考える機会となりました。

なお、大田氏は令和7年春の叙勲で旭日中綬章（建設業振興功労）を受章されました。講演の最後に当社からささやかな記念品をお贈りし、感謝の意を表しました。