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  インドネシア・ジャワ州のディエン地熱発電所の小型地熱発電(10MW)の増設工事が2021年7月に完工しました。（写真は完成したディエン小型地熱発電所（10MW）施設全体）

 

ディエン地熱発電所は中部ジャワ州ディエン高原（約2000m）に位置し、設備容量60MW の第1機が1991年から運転を開始しています。今回のプロジェクトでは設備容量10MWの増設を目的とした同発電所の増設工事が行われました。

 

  発電所はインドネシアの国営地熱発電会社であるジオ・ディパエナジー社 (PT Geo Dipa Energi（以下、GDE社）)が所有しており、当社はこの増設工事について2019年11月より約1年半にわたりKwarsa Hexagon（インドネシア）とのJVで詳細設計、工事業者入札支援、施工監理及び技術支援にかかるエンジニアリングサービスをGDE社へ提供してまいりました。

  地熱発電は再生可能エネルギーの中で安定的な発電が可能なベースロード電源であり、同等規模の火力発電所と比して大気汚染物質及び二酸化炭素の排出が抑制されるため、世界 2 位の地熱資源量（約 28,000MW）を有しているインドネシアにおいて開発の優先度が非常に高くなっています。

 

  今回の発電容量の増設工事の実施により地熱発電の割合が増加し石炭火力発電の割合が減少した場合、温室効果ガス排出量削減に寄与すると考えられるため、同国の国家エネルギー政策と気候変動対策に貢献することが期待されています。

 

  当社では今後も持続可能な社会の実現に不可欠なクリーン・エネルギーのさらなる普及に向けて、インドネシアならびに国内外で地熱発電開発の支援に積極的に取り組んでまいります。

 

【プロジェクト概要】

発電所名 　ディエン小型地熱発電所

オーナー名 PT Geo Dipa Energi (Persero)社

施工会社　 PT Inti Karya Persada Tehnik 社

所在地 　　インドネシア共和国ジャワ島中部ジャワ州ウォノソボ県ディエン高原

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