ニュージェックの強み
くろよんスピリットを受け継ぐ、関西最大の総合建設コンサルタント。
世紀の大工事と謳われた「関西電力黒部ダム(通称:くろよん)建設」。その中核技術者たちが集結して、1963年(昭和38年)に創業した建設コンサルタントがニュージェックです。
創業からおよそ60年、人跡未踏の地を切り拓いた不屈の精神を今に受け継ぎながら、多様な技術を複合的に活用した総合建設コンサルタントとして国内外の社会基盤整備に貢献。現在は、関西最大の総合建設コンサルタントとして、持続可能で心豊かな社会づくりに貢献しています。
ニュージェックの特徴
技術力
ダム、河川、耐震など。
ルーツに根ざした技術力。
黒部ダムを起源とするニュージェックでは、ダム建設で培った技術力はもちろん、そこから派生した河川、耐震、再生可能エネルギー、電気通信などにおいても高い技術力を持っています。
災害対応
高い技術力を、
被災地の復興支援へ。
自然災害の頻発化を受け、ニュージェックでは災害対応チーム「JEC FORCE」を結成。大規模な災害が発生した際、隊員である社員は、通常業務を止めて被災地へ。状況調査や復旧支援に、技術力で貢献します。
グローバル
アジア諸国を中心に、
事業フィールドは世界へ。
国内で培った技術を世界へ。東南アジアを中心に、アフリカや中近東、中南米など68ヵ国で事業を展開。大規模な電源や送変電開発・調査・計画・設計から施工監理・維持管理などを通じて、途上国の発展に貢献しています。
経営基盤
関西電力グループの、
安定した経営基盤。
ニュージェックは、関西電力グループの建設コンサルタント。安定した経営基盤があるからこそ、人財育成に投資でき、挑戦を是とする社風が生まれます。
ニュージェックの事業フィールド
社会のいたるところにニュージェックの技術が息づき、たくさんの人の日常を支えています。
特許と博士号
各種技術における特許を取得しています。
また、社会人ドクター支援制度を活用し、数多くの社員が働きながら博士の学位を取得するなど、技術の研鑽を後押しする組織風土があります。
取得特許
- 貯水池の排砂方法と貯水池の排砂設備
- 導水路の流入土砂の除去方法、および、貯水池の排砂方法
- 地質構造探査用測定器具、および、それを用いた地質構造探査システム
- 地盤振動解析システム、地盤振動解析方法、および、プログラム
- 非晶質シリカの溶出装置
- 浸透堤
- 溶存態ケイ酸補給ブロック
- 水質浄化システム、および、水質浄化方法
- 海砂の除塩方法
- ゾーン別発生・集中交通量とOD交通量の高精度推定方法
- セントロイドを用いた大ゾーン間OD交通量逆推定方法、および、プログラム
- 漏水検知システム、および、漏水検知方法
学位取得
- 博士(工学)
- 博士(理学)
- 博士(情報学)
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企業コンセプトとしての「自然と人を技術で結ぶ」に示しているように、また、創設時から継承されている“黒四(黒部第四ダム)スピリット”に則り、“技術”を大切にし、“技術”を高める会社として研鑽を続けてきています。
そのため、資格取得には多様な教育プログラムを実践している他、学位取得に学資を支援する制度や資格取得時の祝い金制度などを設けています。
当社には現在30名ほどの博士やのべ400名にもおよぶ技術士・一級建築士などが在籍していますが、当社の技術者には、日々の研鑽を通じて技術開発を行ってもらっているとともに、専門技術を縦横無尽に駆使して、社内外で広く活躍してもらっています。
実は私も若い頃から社内外に投稿・発表した論文をベースに、地盤工学の性能設計に向けた提案について、博士論文としてとりまとめ、博士(工学)を取得しました。 -
建設コンサルタントは、産学連携を通じて実務現場に最先端の技術を提供する役割を担っています。社会ニーズの変化や技術革新の流れに敏感であるためには、継続的な研鑽が必要です。実務と学びを続けるリカレント教育という概念もあります。そこで、これまでの自分を棚卸しするとともに、新たなものを培うため学位取得に挑戦しました。
気象極端化に伴い、水害時の安全かつ円滑な避難や防災施設の効果的な整備が課題となっています。そこで、道路分野を中心に実務への応用を進めてきたDEM型群集行動モデルと激流計算に優れた高精度粒子法をカップリングし、浸水時対応モデルヘと発展させる研究テーマに取り組みました。研究と建設コンサルタント業務の進め方の違いは新鮮で、さまざまな場面での引き出しが増えたように思います。
ニュージェックでは、伝統的に最先端の技術に携われる土壌があり、高度な技術的判断が求められる業務も多いことが技術者の資質向上に繋がっています。このことが、品質に対して高評価をいただく要因の一つと考えており、大切にしていきたいと思います。 -
学位取得については、入社してからも橋梁をはじめとする既設インフラの耐震設計に携わっていたこともあり、大学の先生や研究室との繋がりを大切にしていたのがきっかけとなりました。
我が国では、南海トラフの巨大地震や首都直下型地震など大規模地震のリスクが高まっており、大規模地震等によりインフラが寸断された場合、人々の生活に大きな影響を与える恐れがあります。また、設計にて考慮する地震動が大きくなる一方で、インフラの耐荷力についても、適切に評価することが求められています。業務では、主に非線形FEM解析などの高度な技術を用いて、従来手法と比べ合理的な耐震診断・補強設計を行っています。対象とするインフラは多岐にわたり、他部署との連携を図ることで、橋梁、ダムの洪水吐きゲート、水力発電の水圧鉄管路、上水道施設など、さまざまなインフラの設計·耐震業務に携わっています。
技術発展が著しい昨今において、インフラの設計・耐震分野においても技術の研鑽は不可欠と思います。今後も、引き続き大学等の研究機関との繋がりを大切にし、学術分野と設計・酎震分野の架け橋となりたいと考えています。