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Nobuhito Tomochika
友近 信人

友近 信人

  • 国際事業本部
    国際事業部
    土木・環境技術
    グループ
  • 2018年入社
    理工学部
    社会環境工学科

日本の水力発電技術で、
東南アジア諸国の
暮らしを豊かに。

地図に残る仕事がしたいという想いから、大学では土木工学を専攻。授業で、日本の土木技術が新興国の発展に貢献していることを知り、新興国の支援に興味を持つ。ニュージェックとの出会いはインターンシップ。その際、1年目から海外業務に携われることと、面白そうな社員の多さに惹かれて入社を決めた。

EPISODE 1 現在までのキャリア

インドネシア、ラオス、
ミャンマー、バヌアツなど。
1年目から海外を訪問。

国際本部では、海外の主に電力インフラに関するコンサルティングを行っています。電力を安定供給するための中長期的な計画の策定から、発電施設の設計、施工管理、現地技術者の育成などさまざまな業務があります。エリアも、東南アジア諸国を中心に、アフリカや中南米など世界各国に広がっています。その中で私は、東南アジア諸国の水力発電に関する設計や調査などを担当しています。
最初は先輩のサポート役としてですが、1年目から海外業務に携われることがニュージェックの国際本部の特徴。私の初めての海外出張は1年目の夏。インドネシアの電気の通っていない地域に渡り、電力供給に向けて水力発電施設をつくるために、先輩と一緒に現地調査を行いました。どこにダムが建てられそうか、どういうルートで水路をつくろうかと、道なき森を汗だくになって歩き回ったのが思い出です。その後も、ラオスやミャンマーのプロジェクトにも関与。業務を通じて先輩に教わりながら、入社1~2年目で水力発電の設計計算の基礎を身に付けました。
3年目の2020年は、新型コロナウイルスの影響で海外案件の多くが停止したこともあり、人財育成センターへ一時的に異動。ダムや河川など幅広い分野の設計について研修を受けたり、実際に国内の案件の一部を担当したりしながら、構造物の設計に関する知識を改めて勉強しました。そして、4年目から再び国際本部へ。現在はバヌアツという国の小水力発電所の設計業務に従事しています。
  (※組織については、インタビュー当時の名称です。)

友近 信人

EPISODE 2 仕事の面白さや難しさ

ものづくりの
ダイナミズムを味わった、
1カ月間のラオス出張。

ダムなどの施設は、計画から完成までに5~10年はかかります。「自分の手掛けた施設が、その国の暮らしを豊かにする」という喜びを味わうのは、まだ先になりそうです。それでも、目の前に生じた課題を解決し、一つずつ物事を進めることには、大きな達成感があります。それを最も感じたのは、1年目に担当したラオスでのダム堤体挙動解析業務です。
当時、メコン川の支流であるナムニアップ川では、ラオス最大規模のコンクリートダム「ナムニアップ1ダム」の建設が大詰めを迎えていました。ところが、安全性に関する監査を行った結果、許容値を超える数値が出たため、ラオス政府から「原因を調査して欲しい」と要請がありました。
急遽、日本からダムグループの技術者3名を連れてラオスへ。現地事務所で1カ月にわたって、ダムの傾きや、水の流れなどをモニタリングして原因を調査。正直、当時の私では英語とCADの操作くらいしか役に立てませんでしたが、緊迫した空気の中、現地の方々と連日会議を重ねながら設計が修正され、すぐさま工事に反映されていく様子を目の当たりにしていると、ものづくりのダイナミズムを感じて胸が熱くなりました。
ダムという巨大な構造物を創り上げるために、技術者たちが国や組織を越えて一つになる。あの現場につながっているんだと思うと、日本で行う設計作業にも俄然力が入ります。

インドネシア出張
インドネシア出張

EPISODE 3 社会への貢献やビジョン

日本で幅広い分野を経験して、
世界に貢献できる技術を
増やしたい。

東南アジア諸国への出張は、現地の経済発展の状況を自分の目で確かめる機会でもあります。都市部では、それなりの活気があるものの、少し車を走らせれば、道路や電気、水道などのインフラが未整備の地域がたくさんあります。つまり、総合建設コンサルタントであるニュージェックが世界に貢献できることは、まだまだあるということ。私はこれまで、水力発電施設に関する業務がメインでしたが、今後は他分野の知識も取り入れていきたいと考えています。
3年目に、人財育成センターで国内のさまざまな業務に関わった際、技術者としての成長を実感できました。これは個人的な想いですけど、例えば、国内のグループを渡り歩いて、いろんな分野で経験を積み、その先にまた国際本部に戻って、新興国の発展のために貢献する。そういうキャリアも楽しそうだなと思っています。

友近 信人

私の大事にする
行動指針

当事者意識

生活の基盤となる発電施設の設計はやりがいと同時に、大きな責任を伴う仕事。万が一トラブルが起きると、多くの方の生活に影響が出てしまうので、普段から責任感を持って作業に臨んでいます。

PRIVATE

ギター
学生時代に夢中だったバンド活動。今もよくギターを弾いています。
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